天野純が実戦形式の紅白戦でダブルボランチの一角に入った。
日本代表は7日、札幌市内でトレーニングを行い、紅白戦を実施。追加招集された横浜F・マリノスの天野純は2本を通してダブルボランチの一角に入った。
本来札幌ドームに開催予定であったキリンチャレンジカップ2018のチリ代表戦は、6日未明に発生した北海道地震の影響で中止に。時折小雨が降るなか、チームは15時半に練習場に到着し、実戦形式の紅白戦を行った。天野は鹿島アントラーズの三竿健斗と2本を通してダブルボランチを形成。「良い関係を築けた」と手応えを口にした。
「やっぱり彼は守備がストロングポイントだと思うし、三竿から『常に近くにいてくれ』と言われていた。なるべく良い関係を築くようにやっていましたし、そういった意味では、(伊東純也のゴールで)一本目を勝つことができました」
本来は「トップ下をやりたいというのは(森保一)監督も分かってるけど、ボランチは「普通にやれるし、持ち味を出せたと思う」と天野。その中でも「まずは戦うところを絶対。あとは個人の良さですね。自分だったらクサビのパスを求められていたので、そこはまたマリノスと違うサッカーですけど、合わせていけていると思う」と続けた。
強風に雨が降りしきるなか、今日も日本代表をひと目見ようと多くのサポーターが練習場に詰めかけた。
「今日も北海道のかたが見に来てくれましたし、そういった方々に僕らが一生懸命やって勇気を与えたいなと思いながら今日はプレーしていた。最後も一緒に写真も撮りましたし、すごい喜んでくれたので良かったです」
トリコロールでは今や中心選手に成長した天野。たくさんの思いを背負い、日本代表のピッチに立つ準備はできている。
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