“新トレ”で夏場を乗り切る。3連休を終えてオフ明けの鹿島は、22日のセビリア戦に向けて練習を再開。フィジカルトレーニングのサーキットでは、新しい器具が登場した。約30キロの重りを引きずりながら走れるもので、約30メートルのダッシュを4本繰り返した選手からは「これきついわ!」「あー!」などと悲鳴が漏れた。
器具を持参した里内フィジカルコーチは「筋肉のパワーアップにつながる。夏場の連戦が続いた時は、持久力より瞬発力につながる筋肉が必要。坂道を走るのと同じ効果がある」と説明。古くは東欧、現在ではブンデスリーガなどのクラブ、また他競技ではラグビーなどの練習に用いられることも多いという。DF昌子は「裏を突かれたときの一瞬の反転とか、ジャンプして着地した直後の瞬間とか、ディフェンダーとしては瞬発力は凄く大事」と納得していた。