つまみ揚げ(さつま揚げ)6種セット【送料込・ネット限定】【楽ギフ_のし】
今季のリーグ戦の得点は4。攻撃の核としては物足りない数字かもしれないが、鹿島の攻撃は土居聖真を中心にまわっている。パスがつながらず攻撃が停滞すればボランチの位置まで下がってパスを引き出し、サイドでパスコースに窮すればタイミングよく顔を出す。攻撃がまわるようになれば、相手の急所であるバイタルエリアで前を向き、相手DFを引きつけスペースをつくっていく。変幻自在にポジションを変え、足りないところに顔を出す。そのため彼が直接ゴールを奪う場面は少ないが、ゴールに結びついた場面をたどっていくとどこかで必ず土居が絡んでいる。
土居が動くことでゴールが生まれる。そのことを土居本人は「そう思ってもらえると嬉しい」と話す。
「自分から『俺がいるからゴールが入ってる』とは言えないけど、そうやってゴールの過程にいるから点が取れたと思われるように努力してやっていきたい」
ルヴァンカップでもその存在感は大きかった。準々決勝第2戦で鹿島は2つの得点を浦和から奪っているがどちらにも土居が絡んでいる。1つめは右CKの場面でニアサイドに走り込み、ヒールで流したことが相手の虚を突き犬飼智也の得点を呼んだ。2点目は速攻の起点となり、右に開いたセルジーニョへのスルーパスがチャンスを広げ、伊藤翔の同点弾につながった。
相手もその動きを警戒してくることだろう。ただ、いまの土居はそれを囮にすることができる。FC東京との試合でも、鹿島がゴールネットを揺らした場面をたどれば、必ず背番号8が映っているはずだ。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 第26節
9月14日(土)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs FC東京
◆【鹿島 vs FC東京】ゴールをたどると必ずいるのは土居聖真(J's GOAL)