【欧州・海外サッカーニュース】ブレーメン(ブンデスリーガ)のクレーメンス・フリッツ氏が、代表戦でハットトリック達成の大迫勇也についてコメントした。
ブレーメンのプロサッカー部門のチーフを務めるクレーメンス・フリッツ氏が、日本代表で活躍したFW大迫勇也について言及した。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
今季のブレーメンでは調子が上がらず、未だノーゴールの大迫。しかし、日本代表では先月25日に3-0で勝った韓国戦で2アシストを記録すると、30日の14-0で大勝したモンゴル戦では3ゴール1アシストと得点力を発揮。1年半ぶりに出場した代表戦で、大きな存在感を発揮した。
その活躍には、もちろんクラブも高く評価しているようだ。大迫がハットトリックを達成したのはモンゴル相手だったことについてフリッツ氏は、「自信をつけることが常に大事。相手が誰だろうと関係ない」とコメント。「久しぶりの代表だったし、今回は久々に日本に行くこともできた。代表、故郷へ帰還、ゴールやアシスト、総合的に彼にポジティブな影響を与えたに違いない」とも語っている。
同氏は続けて、大迫が2戦とも先発したことにより試合勘不足が多少解消されたことへの期待感も口に。「力をつけ、エネルギー溢れる姿でブレーメンに戻って来てくれることを願っている」と語ると、「競争は激しく、(フロリアン・コーフェルト)監督にはたくさんのオプションがある。ただ、大事なのはユウヤが今の勢いをトレーニングや今後数週間の日々に持ち込むことだね」とチーム内のポジション争いに触れながら指摘していた。
ブレーメンでは最後に先発したのが今年1月2日のウニオン・ベルリン戦だった大迫。それ以降は6試合に途中出場したのみとなっている。フリッツ氏が求めるように、代表戦で手にした勢いをクラブにも持ち込みたいところだ。
◆大迫勇也の日本代表での活躍に…ブレーメン幹部は期待「エネルギー溢れる姿で戻って来てくれれば」(GOAL)