日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年10月6日日曜日
◆【J1:第28節 F東京 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162659.html
10月5日(土) 2013 J1リーグ戦 第28節
F東京 1 - 4 鹿島 (19:04/国立/30,673人)
得点者:6' 遠藤康(鹿島)、9' ダヴィ(鹿島)、67' 小笠原満男(鹿島)、81' 大迫勇也(鹿島)、83' 平山相太(F東京)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:苦手なアウェイで連勝、変更点と今日で確信したことは?
「変わったのは、選手たちの気持ちだけだと思います。タイトな日程を過ごしてきて、2週続けて1週間調整する時間があったので、リカバーができてチームのやるべきことを徹底することができたと思います。我々は限られた人数と、戦力で戦わなければいけない。他チームが3人+アジア枠の外国籍4選手がいるのに、我々はそれができない。今日、中田選手は気持ちで、鹿島愛で乗り切った。選手たちは覚悟を決めてやっている。ウィンドウが閉まった時に、ここにいる選手しかいない。ここにいる選手が頑張らなければ、チームは下にいくしかない。その気持ちの部分で乗り越えられていると思う。FC東京との試合はオープンな試合になると思っていた。両者はゴールを目指すサッカーをやっているから、試合前はどちらが勝ってもおかしくないと思っていた。ただ、我々の方が微妙なところでの気の配り方が持続できた。それによって得点も、カウンターもできた。パスミスも少なかった。大事なセカンドボールも相手よりも上回れたと思う。また、前半はボランチのポジショニングがうまくできていなかったので、それをハーフタイムに修正しました。一方で両サイドハーフは、戦術的な規律をしっかりと守ってくれていた。それがバランスを崩さない守備の対応につながった。その中で、自分たちの時間帯がつくれていた。東京は、有望でスピードのある若手もいる。両サイドバックが、それにうまく対応できた。特に相手の両サイドハーフはボールサイドの逆側の選手が中央に入ってくる。ボランチの背後に 潜り込もうとした時に、そこをしっかりと見ていた。両センターバックは集中力を欠かさなかった。失点は残念。そこに経験値の乏しさや、未熟さもある。セットプレーでは中の選手が人をしっかりとつかまえるということを徹底させているが、競り合いのところでうまくできていなかった。ただ、若い選手なので、指導し続けてその頻度を少なくさせたい。同時に、曽ケ端選手はセービングで良い働きをしてくれた。それが勝因のひとつです。相手はサイドから斜めのボールの運び方、移動の仕方を持っている。そういったところの対応もできた。ルーカスは普段、スペースを生かして活動範囲の中で良い働きをするが、我々は考える時間を縮めることができた。ボランチの1枚が3列目から攻撃参加したり、サポ ートしたりする、あるいはクサビに入ったボールを受けてスルーパスも狙ってくる。それに対する対応もできた。全体的な守備のバランス、意識も高かったと思います」
Q:鹿島の勝負強さとは?
「一つは組織がしっかりとしている。それはこの20年間を振り返って継続して結果を得られていることの要因だと思う。僕がいる時、いない時もそれが分かる。素晴らしいハートの選手、そういった人、人材がいる。このクラブを支える強みだと思います。中田選手は、どうしても体が動かず、交代を申し出ている。だが、彼はできるギリギリのところ、あるいはそれ以上のところまでやり遂げて、初めてそういった申し出をする。彼だけでなく、うちにいる選手、スタッフがそういう心構えを持ってやっている。就任オファーを受けた時に、今季はこういう選手がいて若い選手をどう育てていくかという話も出ていた。そういう中で引き受けた。優秀な若手はいます。経験や、戦うという部分はもう少し 時間が掛かるかもしれませんが、学ぼうとする姿勢がある。取り組む時に、こなすというやり方でやるのか、積極的に吸収しようするのかで学ぶスピードに違いが生まれる。そういう意味で素晴らしい人材がいる。経験値を持っているベテランにとっては、タイトな日程だと、どうしても体力的に水曜と土曜に同じパフォーマンスを見せることは難しい。気持ちでは動こうとするが、体が続かない。その中では、若い選手を使っていく。日本で唯一、ゴールキーパーにバックパスしたらチーム全体が押し上げてプレッシャーをかけていく姿勢を見せている。DFラインは唯一、後ろがマンツーマンで勝負しにいくチームは我々だと思う。私の40年のキャリアの中で培った細かな秘訣を選手に伝え続けて、選手が実行 していく。若い彼らが、覚悟を持ってやってくれている。だから機能する。いい時は力が発揮できる選手はどこにでもいる。苦しい状況で、プラスに転換できる選手は少ない。クラブ、フロントを含めてそういった選手を育ててきたからこそ、限られた選手でもやっていける。苦しい時も文句を言うのではなく、どうすれば改善できるのか、僕の要求も選手同士で考えて取り組んでくれる。それが我々の強みになっているのだと思います。面白いサッカーよりも勝つか負けるかという世界で生活している。勝てば称賛され、負ければ無能扱いされる世界で我々は生きている。内容がどうであれ、結果を出し続けていくことを目指して創設されたクラブでもあります。仕事をする全ての人間が誇りを持って取り組 んでいる成果が鹿島の勝負強さだと思います。おそらくJリーグのデータを見ていただければ、平均年齢でアントラーズは3本の指にはいるはずです。ただ、僕は40歳までプレーしたので、ベテランを信じています。来年は少しは若返っているかもしれませんけどね」
以上
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