http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/08/kiji/K20140308007729960.html
鹿島は8日、仙台とのホーム開幕戦を迎える。勝てばリーグ最速400勝に到達し10年7月以来の首位浮上の可能性もある。東日本大震災の被災者を招待するなど震災復興への願いを込めた一戦でもある。
2戦連続先発が濃厚な21歳の若き司令塔・土居は「忘れられないような試合をしたい」と意気込んだ。相手は同じ被災地の仙台で、自身は小学校を卒業するまで山形に在住。クラブにはMF小笠原やMF遠藤をはじめ東北出身選手が多く、試合当日は山梨県の大雪被害の募金活動も併せて行う。東日本大震災からは11日で丸3年となるが、震災の記憶を風化させるつもりはない。
クラブは93年5月16日にジーコ(元日本代表監督)らが飾ったリーグ初勝利から21年で399個の白星を積み重ねてきた。DF青木は「そこまで意識はしないが、そういった試合をホーム開幕戦で達成するというのはモチベーションになる」と気合を入れた。さまざまな意味を持つ本拠地・仙台戦。勝利は絶対に譲れない。