日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年10月13日火曜日
◆[2011年の今日]「プロの仲間入り」鹿島、高卒新人CB昌子が完封デビュー(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?91243-87613-fl
[10.12 天皇杯2回戦 鹿島2-0筑波大 カシマ]
鹿島アントラーズの新人CB昌子源が公式戦デビュー戦を完封勝利で飾った。
待ちに待ったプロデビュー戦。その立ち上がりは昌子本人も信じられないくらいの緊張感が襲ってきていた。「ボールが足につかなかった。(CBでコンビを組む)青木さんにパス出すのに5タッチくらいしていた」と苦笑する。ただ相手エースのFW赤崎秀平の突破をスライディングタックルで止めると、徐々に自分のプレーを取り戻していった。対人の強さで相手をPAへ入り込ませず、プレッシャーにも慌てずにボールを展開した。そして破壊力ある相手攻撃陣を完封。「(大岩)剛さんに『安心して見られた』と言ってもらえた。これほどうれしいことはない」と喜んでいた。
相手アタッカーを真っ向から封じ込む圧倒的な強さとFKを直接沈めるほど高精度の右足が武器。米子北高(鳥取)時代の09年全国高校総体ではチームを鳥取県勢初となる決勝へ導き、同年の全日本ユース選手権、10年の全国高校総体でも8強へ進出するなど高校ナンバー1DFの評価を得て名門・鹿島入りしてきた。ただCB岩政大樹や中田浩二ら経験豊富な選手が居並ぶハイレベルなチームの中では出番を得ることができなかった。それでもプロ1年目で堂々の公式戦デビュー。「やっとプロの仲間になれたという感じ。これまではトップとの差を感じていた。全員『ナイスプレー』と言ってくれたし、仲間入りできたと思う」とホッとした表情を浮かべていた。
ただこの日のデビューはプロサッカー選手としてのスタート。「剛さんには『きょうの試合だけではダメ。毎試合できたらホンモノの選手』と言われた。これを心がけたい」。将来の鹿島のディフェンスラインを支える本格派のCBは最高のデビュー戦の出来を今後も「続ける」。
(取材・文 吉田太郎)
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