[10.23 J1リーグ第33節 FC東京 1-2 鹿島 味スタ]
貴重な先制点となった。ネットを揺らしたのは鹿島アントラーズMFアルトゥール・カイキだった。
0-0のまま進んだ前半アディショナルタイム。右サイドでFKの好機を得ると、MFディエゴ・ピトゥカから正確なボールがゴール前に届けられる。「ゴールに向かうようなインスイングのボールを(ファン・)アラーノ選手やピトゥカ選手と練習している中で、今回はピトゥカ選手から良いボールが上がってきた」。
ニアサイドで誰よりも早く落下点に入ったカイキは、打点の高いヘディングで叩き込んで先制点を記録。「タイミングよく入り込めた」と白い歯を見せた。
後半20分にFW上田綺世の追加点で突き放したチームは、FC東京の反撃を1点に抑えて2-1の勝利。ACL出場権争いに生き残るために貴重な勝ち点3を獲得した。
「チームとして3位以内に入る目標を掲げている中で、一つの大きな勝利になったと思う」と振り返りつつも、「今後も継続してやっていくことが大事だと思う」と次戦以降に視線を移した。
(取材・文 折戸岳彦)
◆値千金の先制ヘッド!! 勢いもたらした鹿島MFカイキ「大きな勝利になったと思う」(ゲキサカ)