
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年2月14日月曜日
◆J2水戸に敗れてシーズン開幕へ不安も…鹿島“代理指揮”の岩政コーチ「リンクして考えていない」(ゲキサカ)
[2.13 いばらきサッカーフェスティバル 鹿島 0-1 水戸 カシマ]
過去のいばらきサッカーフェスティバルでは水戸ホーリーホックに対して14勝1分と圧倒的な戦績を誇った鹿島アントラーズだったが、今季その歴史に初めて土がついた。それでも入国制限により不在のレネ・ヴァイラー新監督に代わって指揮を取った岩政大樹コーチは試合後、「勝てなかったことがプロとしては全てだが、個人的には開幕前にいろんな情報が得られた点で有意義だった」と冷静に振り返った。
鹿島は今季、新たにスイス国籍のレネ・ヴァイラー新監督を招聘。ところが日本政府が他国より大幅に厳しい検疫措置を続けている影響で新指揮官の入国がいまだに認められておらず、シーズン開幕に向けては岩政コーチが代役として指揮をとっている。昨季は上武大サッカー部を率いた岩政コーチだが、Jクラブへの入閣は初めて。「冷静に一つ一つ一日一日進めていくことができているので、これからも進めていくだけ」と述べつつも、「予期せぬタイミングで来たことなので、戸惑いもなくはないんでしょう」と経験不足を隠すつもりはない。
それでもこの日の鹿島は、明確な秩序を感じさせる仕上がりとなっていた。左サイドはSB安西幸輝が外側でSH荒木遼太郎が内側、右サイドはSB広瀬陸斗が内側でSH和泉竜司が外側と役割が整理され、MFディエゴ・ピトゥカが最終ラインに入ってビルドアップをサポートした際の中盤の動きもスムーズ。また水戸のゾーンディフェンスを破るべく、FWエヴェラウドとFW鈴木優磨が斜めの動きで裏を取る姿勢も見せていた。
しかし前半27分、前線と後方のつなぎ役を担ったMF樋口雄太の突破で獲得したPKを鈴木が失敗すると、斜めのパスから何度か生み出したビッグチャンスも相手GKに阻まれ続け、後半開始早々には相手のクロス攻撃に守備陣が耐えきれず失点。最後は布陣を大きく崩してパワープレーに出たものの、ゴールを割ることができないまま試合終了を迎え、水戸相手に歴史的黒星を喫した。
もっとも、岩政コーチは冷静だった。
「メンバーの組み合わせを見た中で、できるだけ多くの選手を使いたいというのがあったので、途中から選手を入れながら見ていった中で、立ち位置を変えてもらった。いい情報は得られたし、チームの約束事や決め事と、選手に任せる部分とのバランスをいま図っている。どのタイミングでどれくらい試合の中で使っていくかという点で僕自身も考えられて有意義だった」
岩政コーチによると、“いい情報”というのは「悪いパフォーマンスの選手がいなかった」ことと、「選手の組み合わせと、チームの決め事と、選手に任せるところのバランス」を判断する材料が整ったこと。「負けて悔しい敗戦ではあるが、これであまり過剰に反応して次の試合に向けた準備に違うバランスを見つけてしまうと結果につながらない。冷静に判断しないといけない」と気を引き締めつつ、1週間後に控えるG大阪との開幕戦が不安視される中、次のように語った。
「別の試合なので、相手のやり方も全く別。そこはあまりリンクして考えていない。自分たちでやろうとしていることをやろうというときに水戸の特殊なやり方が嫌なところがあった。天候、芝の状況、いろいろ含めてだが、いつも以上にボールを受けるのを怖がる選手が出て、相手を引きつけることができなかった。そこは課題としてあった。ただガンバはそういう戦い方をしないので気にしていない」。あくまでも大事なのは公式戦。その真意は次の一戦で見られるはずだ。
(取材・文 竹内達也)
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