町田によると、このセットプレーは「練習どおり」のもの。「練習の時はすらして、ファーに流れたボールに誰もいなかったけど、しっかり滉くんが来てくれた(笑)」と報道陣の笑いを誘いつつ、「狙ったところに蹴れるキッカーもいるし、本当に練習どおりの得点だった」と振り返った。
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◆町田浩樹「練習ではファーに誰もいなかったけど…(笑)」最長身190cmに駆け引き光った代表初アシスト(ゲキサカ)
[11.19 W杯最終予選 日本 3-1 中国 厦門]
ダイナミックな動き出しが勝負を分けた。日本代表は1-0で迎えた前半アディショナルタイム6分、MF伊東純也が右CKをニアサイドに蹴ると、これに反応したのはフィールドプレーヤー最長身190cmのDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)。見事なフリックでファーサイドに届け、DF板倉滉のゴールをアシストした。
町田によると、このセットプレーは「練習どおり」のもの。「練習の時はすらして、ファーに流れたボールに誰もいなかったけど、しっかり滉くんが来てくれた(笑)」と報道陣の笑いを誘いつつ、「狙ったところに蹴れるキッカーもいるし、本当に練習どおりの得点だった」と振り返った。
これまでもセットプレーでチャンスはあったが、なかなか得点につなげることができていなかった町田。それでもこの場面では「大きくファーに動いて、そこからニアに入った」という動き出しで相手を出し抜き、「だいぶホールディングしてくるのも第1戦でわかっていたし、一番身長高い選手が僕についていたので蹴る前のマークを外す駆け引きで勝てた」という手応えの残る代表初アシストとなった。
また町田は第3戦・サウジアラビア戦(○2-0)でイエローカードを受けており、もう一枚もらうと次戦出場停止という状況でのプレーが続いていたが、3試合連続でノーカード。勝てばW杯出場権獲得という来年3月20日のバーレーン戦に出場資格をつなぎ、「良かったです。突破がかかる試合に立っていたいし、だいぶ気をつけていた」とホッとした表情で次戦の勝利を誓った。
(取材・文 竹内達也)