日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年1月17日木曜日

◆選手権決勝から2日、鹿島でのプロ生活がスタートしたCB関川郁万「活躍して信頼を得たい」(ゲキサカ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


 目標はタイトル奪取、そして試合で活躍すること―― 2日前まで流通経済大柏高の一員として第97回全国高校サッカー選手権を戦い、準優勝しているCB関川郁万が16日、鹿島アントラーズのユニフォームに袖を通し、新天地での意気込みを語った。

「目標は全てのタイトルを獲ること。試合に出て結果を出し続けること。試合に出て活躍して信頼を得たい」と力を込めた。鹿島は昨夏に日本代表CB植田直通、今冬に日本代表CB昌子源が相次いで欧州挑戦。その後継候補の一人として鹿島に加わる関川は、先輩たちとのポジション争いでアピールしてチャンスを掴む構えだ。

 最大の武器は高校選手権でもインパクトを残した超高校級のヘディングだ。選手権では決勝で先制ヘッドを決めるなど3得点。その武器は守備面だけでなく、攻撃面でも威力を発揮する。鹿島のスカウトから特に評価された点も、得点できる選手であるということ。その強みを発揮して「昌子選手や植田選手の後を継げればいい」と力を込めた。

 選手権は2年連続の準優勝。17年インターハイで全国制覇を経験している関川だが、選手権では目の前にあった日本一を掴むことができなかった。だが、決勝前日に「優勝しても余韻に浸っている間はないし、負けて後悔している時間もない」と語っていた関川は、すでに切り替えてプロ生活をスタートさせている。

「チームを勝たせられなかった」自分を“常勝軍団”で変える。「高校サッカー準優勝で終わって、もう戻れるわけではないですけれど、鹿島で勝ちグセというか、タイトルを獲り続けられるチームなので、(勝つための術の)多くを学んでいきたい」

 2日前に選手権決勝を終え、前日15日は移動。そしてこの日、15日に始動したチームに一日遅れて合流した。タイトなスケジュールだが、「高校生なので慣れているというか、それは全然大丈夫ですね」と疲労面の不安を一蹴。流経大柏のチームメートからのメッセージについて、「『頑張って』とは言われました。そんな、愛のあるメッセージは無かった」と苦笑したが、応援してくれる彼らの分もプロの世界で大暴れするつもりでいる。

 高校生からプロ選手になり、自分に目を向ける時間を増やすことができる。「CBですし、(相手FWに競り負けない)身体の強さとか、身体の芯の部分を鍛えていきたい。そうしたらジャンプもより跳べるはず」。自分の課題を改善し、武器を磨いて「憧れてきたクラブ」という“常勝軍団”鹿島で結果を残す。 

(取材・文 吉田太郎)




◆選手権決勝から2日、鹿島でのプロ生活がスタートしたCB関川郁万「活躍して信頼を得たい」(ゲキサカ)





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