鈴木が2度のPK失敗、同級生の広瀬が愛のあるイジリ
鹿島アントラーズの公式YouTubeチャンネルがJ1リーグ第17節・湘南ベルマーレ戦(1-0)後のロッカールーム映像を公開。この試合でPKを失敗したエースFW鈴木優磨を同僚たちが迎え入れた場面に反響が寄せられている。
ホームの湘南戦で前半に先制した鹿島は後半34分、追加点のチャンスが到来する。鹿島のMFディエゴ・ピトゥカがシュートを放ったところで湘南DF大岩一貴がブロック。大岩はブロックできなかったがゴール側にいたDF石原広教に当たって跳ね返って大岩の腕に当たったものを上田益也レフェリーがハンドと判定して鹿島にPKを与えた。
このプレーで与えられたPKの場面で鈴木がキッカーを務めるもGKソン・ボムグンがセーブし、石原がこぼれ球をクリア。ここで柿沼亨VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)から石原が鈴木のキックの瞬間にペナルティーエリア内(ライン上も内側と判断される)に侵入していたためやり直しとなったが、鈴木が放った2度目のキックもキム・ボムグンの好セーブに遭った。
クラブの公式YouTubeチャンネル上では、そんな湘南戦後のロッカールームに密着した映像を公開。試合を終えてロッカールームに引き上げた鈴木は「くそー!!」と悔しさを露わに。同い年のDF広瀬陸斗が「優磨は罰金だよ! 優磨にPKを蹴らせるな!」など愛のあるいじりの言葉を投げかけると、DF昌子源も「罰金、罰金」と、選手の関係性の良さが窺える瞬間が収められた。
すると、湘南戦を観戦していたOBのFW上田綺世もロッカールームに訪れ、かつての同僚と再会。元エースの登場に広瀬は、「綺世!(鈴木に)PKの仕方、教えてくれよ!」と、再びいじりの言葉を投げかけていた。
この一連のシーンが反響を呼び、コメント欄には「優磨いじられてて可愛いな~」「最高に雰囲気いい」「ジワる」「やり取りにすごい笑顔になれた」「優磨に助けられた試合はいっぱいあるしね」「いろんな場面ですごくすごく好きな動画」「優磨、期待してるよ!」といった声が並んだ。
リーグ序盤戦で4連敗を喫するなど低調だった鹿島だが、リーグ戦17試合を終え7位と立て直しに成功。その大きな要因の1つに、選手間の良好な関係性があるのかもしれない。
◆鹿島ロッカールームが「最高に雰囲気いい」 エース鈴木優磨のPK失敗“イジる”密着映像が反響(FOOTBALLZONE)