「最近、攻撃で違いが出せていない。守備のタスクが多い中でもやっていかないと、守備だけできても(選手として)そこで止まってしまう。上にいくためには、そこをしっかりやらないといけない」
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◆鹿島MF佐野海舟「攻撃で違いを見せられるようにならないと、上にいけない」成長誓いドイツ移籍へ(報知)
★2024年07月の記事まとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)
◆明治安田J1リーグ▽第21節 神戸3―1鹿島(30日・ノエビアスタジアム神戸)
鹿島は神戸との上位対決に1―3で敗れた。MF佐野海舟はフル出場し、ボール奪取で存在感を示すも勝利に貢献することはできなかった。
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試合から一夜明けた1日、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームからの離脱が発表された。関係者によると、ドイツ1部マインツへと向かい、メディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ見通し。
佐野は神戸戦後、「最近、攻撃で違いが出せていない。守備のタスクが多い中でもやっていかないと、守備だけできても(選手として)そこで止まってしまう。上にいくためには、そこをしっかりやらないといけない」と自らに言い聞かせるように語った。
この日も序盤からボール奪取を繰り返し、相手の脅威となった一方、奪ってからのプレー選択、パスの精度には課題がみられた。
鹿島2年目となった今季は、日本代表のアジア杯帯同のため、2月からの合流に、キャンプなしでのシーズンインとなり、コンディション面で苦しみながらのスタートとなった。「なかなかコンディションが上がらず、自分の思うようなプレーができない試合が多かった。チームのバランス、自分のやりたいプレーを擦り合わせるのに少し時間がかかってしまった」
それでも徐々にコンディションを万全に近づけ、知念慶とのダブルボランチは、J屈指の強度の高さを誇った。今年1月の移籍の可能性もあった中での残留は、現在首位争いを演じる鹿島にとって大きな意味を持った。
23歳での欧州挑戦となる。マインツはかつて岡崎慎司氏、武藤嘉紀が在籍し、ともにプレミアリーグにステップアップを果たしたクラブ。日本代表定着と同時に、クラブレベルでの飛躍、ステップアップも期待される。佐野は「攻撃の部分で違いを見せるようにならないと上にはいけない」と攻撃力の向上を誓った。