遠藤は試合後にレアル・マドリーとの一戦について振り返った。
2016年大会決勝の再戦とあって試合前から注目を集めた一戦だったが、鹿島は前半終了間際から後半開始直後にかけてギャレス・ベイルにハットトリックを許すなど苦しい展開に。78分に土井聖真が1点を返すも反撃はここまで。1-3でレアル・マドリーの前に屈して、3位決定戦に回ることが決まった。
試合後、キャプテンマークを巻いた遠藤は『FIFA.com』でこの一戦を振り返った。
「前半の最後で失点してしまったことが響いてしまった。0-0で後半を迎えられていれば良い結果を得られるチャンスはあった。あの失点で試合は難しくなってしまった」
「みんなにとって失望的な結果。でも、相手はファンタスティックなチームだった。相手ゴールを中々こじ開けることができなかったが、最後まであきらめることなくプレーした」
また、試合後にはクラブのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏が選手1人ひとりを労う姿も確認されていた。フットボール界のレジェンドが創成期にクラブに植え付けた“ジーコの魂”の下でプレーしていると話した遠藤は、3位決定戦に向けての意気込みを語った。
「良い形で大会を終えたい。リーベル・プレートは偉大な伝統を持つ、非常に強いチームだ。彼らはアル・アインに敗れたが、弱いチームであることを意味しているわけではない。しっかりと準備をして次の試合を迎えるだろうし、負けは許されないと考えているはずだ。でも、僕たちにも同じ。最高の試合になるだろうね」
「(2年前に)ファイナルを戦った経験は大きな助けになると思う。それに、僕たちにはアジア王者としてこの大会に参戦したプライドと責任がある。この大会でアジアのフットボールの強さを見せつけたい。今は3位になることだけを目指している」
◆「アジア王者の誇りとプライドがある」鹿島MF遠藤康が3決リーベル戦での勝利を誓う(GOAL)