
日刊鹿島アントラーズニュース
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2019年9月4日水曜日
◆【鹿島】信頼感と修正力で失点ゼロに――守護神が振り返る75分のワンシーン(サッカーダイジェスト)

◆◆サッカーダイジェスト / 2019年8月22日号
「ミスをしても『大丈夫だよ』と声をかける」(クォン・スンテ)
[J1リーグ第25節]清水0-4鹿島/9月1日/アイスタ
盤石の勝利だった。清水とのアウェーゲームに挑んだ鹿島は、前半に遠藤康の巧みなループシュートとセルジーニョのPKで2点のリードを奪うと、後半は上田綺世がヘッド2発を叩き込む。計4ゴールを奪取し、勝点3を掴み取った。
25節終了時点での総得点は、リーグトップの46。今季の鹿島は高い得点力を武器に、優勝戦線に絡んでいる。FWの鈴木優磨や安部裕葵、果敢な攻め上がりで好機を演出していたDFの安西幸輝が今夏に欧州移籍を果たしても、チームの攻撃力は低下するどころか、むしろ充実の一途をたどる。
だからこそ、清水戦を無失点に終えられたのは大きい。複数得点でリードを得たからといって、ディフェンスを疎かにはしない。押し込まれる時間帯もピンチもあったが、守備陣は最後まで集中を切らさずにゼロで抑えきった。攻撃と守備、どちらかに特化しているわけではない。どちらでもベストを目指す。それが常勝軍団のスタンスだ。
守護神のクォン・スンテは、「前の選手が点を取ってくれると信じていました」と語る。それを支えるために、「無失点に抑えなければいけないというところで、ディフェンスの選手たちとコミュニケーションを取りながら」ゴールを死守した。
ただ、コミュニケーションが上手く図れなかったシーンもあった。75分、右サイドから元鹿島のジュニオール・ドゥトラに攻め込まれる。右SBの永木亮太が対応するも、クロスを入れられてしまう。このボールに対し、ゴール前で守るCBのブエノはGKに任せようとしたのか、アクションを見せなかった。
左に流れたボールを相手に拾われてフィニッシュまで持ち込まれたが、失点には至らず。直後、ボランチの三竿健斗がブエノに話しかける。そこにクォン・スンテも加わった。その時のことについて、クォン・スンテは次のように振り返る。
「サイドからクロスが上がってきていて、うちの選手に当たってボールの軌道が変わった時に、譲らないで、クリアしようという話は練習からしていました。今回はたまたま、僕とブエノでコミュニケーションが取れていなくて、その確認作業ですね。譲り合うのではなく、自分がクリアできるのならしてほしい、と。それは引き続き、やらなければいけないと思っています」
その後のプレーで、ブエノが良い守備を見せるたびに、三竿が、クォン・スンテが、“よくやった”というような意味合いを込めた振る舞いを見せる。
「サッカーは人がやるスポーツで、ミスはつきものです。DFがミスをしても、僕がミスをしても、お互いにカバーし合いながらやらなければいけません。ミスをしても『大丈夫だよ』と声をかけるようには心掛けています」(クォン・スンテ)
仲間を信じて、問題があればピッチ上ですぐさま話し合って解決する。この信頼感と修正力が、堅牢な守備を生んでいるのだろう。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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