日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年11月1日日曜日

◆理想的な内容での勝利を誇る柴崎「“素晴らしい”の一言に尽きる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151031/365345.html


ナビスコ杯を制した鹿島アントラーズ [写真]=兼子愼一郎


 2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪を下し、3年ぶり6度目の大会制覇を果たした。試合後、鹿島の日本代表MF柴崎岳が取材に応じている。

 鹿島は積極的な立ち上がりを見せると、序盤から決定機を作るなど試合を優位に進めた。そして0-0のまま迎えた60分にセットプレーから先制点を奪取。その後、終盤に2点を追加し、快勝でタイトルを掴んだ。

 フル出場し、チーム3点目をアシストした柴崎は、「得点が取れなかったとはいえ、前半は非常に良いシーンが何個もありました。自信を持って後半に臨むことができたと思いますし、『素晴らしい試合をすることができた』という一言に尽きると思います」と、終始相手を圧倒した試合内容に満足感を示した。また、決勝に向けてG大阪のサッカーをさせないための対策を練っていたのかと問われると、「そこまで特別なことはしていません。とにかく自分たちのサッカーをすること。守備に関しては相手にサッカーをさせないようにすることができたと思います」と答え、相手は関係なく、鹿島のサッカーをすることを心がけていたと話している。

 7月に石井正忠監督が就任して以降取り組んできたサッカーについて、「手応えは十分ですね。これを続けていくことができれば良いと思います。内容と結果、タイトルを取ることができたことを含めて、チームにとって大きな自信になることは間違いないと思います」と自信をうかがわせた。

 柴崎は、「全員がタイトルを取りたいと思っていた」ということが最大の勝因だと述べると、「それを一番重要なピッチの上で表すことができたことが良かったと思います。やっている僕らも楽しいと思える試合でした。ただ、結果がついてこないと楽しくないので。自分たちの理想の形で終えることができました」と、チームとして理想のプレーができ、さらにそれが結果につながったことを喜んだ。そして、G大阪の長谷川健太監督が、「勝利へのこだわりが鹿島の選手のほうが上回っていた」と話したことについては「ピッチで表したことが全てかなと思います」と短く答えている。

 鹿島は2012年に、柴崎の2ゴールで清水エスパルスを破り同大会を制した。3年ぶりのタイトルに、「チームとして非常に良い試合をしてタイトルを取れたと思いますし、2年間取れていなかったので、ここで何とか取ることができ、サポーターの皆さんに少しでも何か返すことができてよかったと思います」と、サポーターに恩返しすることができたと話し、最後にリーグ戦に向け、「残り2つ、勝つだけだと思います」と気を引き締めた。

 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ2位の鹿島は、11月7日に行われる第16節で横浜F・マリノスと対戦する。

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