◆JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第2戦 川崎1―3(2試合合計2―4)鹿島(9日・味の素スタジアム)
鹿島は9日、川崎との第2戦を左サイドDF山本脩斗の2得点などで3―1で勝利し、2試合合計4―2で、優勝した2015年以来13度目の4強入りを果たした。
左サイドDF山本脩斗が全得点に絡んだ。前半28分、セットプレーの流れからMF遠藤康が右サイドでボールを持つと、迷わず、ゴール前のスペースへ走った。遠藤の左足クロスを呼び込み、頭でゴールに流し込んだ。今季公式戦初得点で先制に成功。さらに前半37分、川崎GK新井がパンチングしたボールを右足でボレーシュートし、追加点。有利な状況にした。そして後半27、斜め前へのパスをMF安部裕葵に出し、FWセルジーニョの得点の起点になった。
山本は「押し込まれたけど、いい時間帯に(得点を)取れて勝ち切れました。あの角度で康(遠藤)が持てば、見てくれているし、うまく抜け出せて、点につながって良かったです。2点目はこぼれてくるかなと思っていて、『こい』って思っていました。当てることだけを考えました」と自身の2得点を振り返った。
4月に左膝後十字靱帯(じんたい)を損傷の手術を受け、今季は出遅れた。山本は「状態としても上がってきています。チームの力になれるようやっていくだけです」と話す。ルヴァン杯だけでなく、8強入りしているアジア・チャンピオンズリーグ、天皇杯と3つの頂点を目指す。
準決勝は10月10日と14日、横浜Mと対戦する。決勝は10月27日、埼玉スタジアムで行われる。
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◆【鹿島】山本の2発含む全得点に絡む活躍で3年ぶり13度目の4強入り(報知)