日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年12月15日土曜日

◆【鹿島】「誰が出ても鹿島は鹿島」体現へ 優磨&三竿健不在も勝つ!15日クラブW杯初戦(報知)






 ◆クラブW杯▽準々決勝 鹿島―グアダラハラ(15日・ハッザーア・ビンザイードスタジアム)

 【アルアイン(UAE)14日=岡島智哉】アジア王者の鹿島は、初戦(準々決勝)の北中米カリブ海王者・グアダラハラ戦に向けて当地で最終調整を行った。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)MVPのエースFW鈴木優磨(22)、日本代表MF三竿健斗(22)の主力2人を負傷で欠く苦しい陣容だが、2お冠の歴史を支えてきたクラブの原点「誰が出ても鹿島は鹿島」の体現で初戦突破を狙う。

 ■遠藤「日本に残ったメンバーの分も」

 鈴木不在で前線のキープ力は大幅にダウンする。危機察知能力に秀でた三竿健の不在は守備面で大きな痛手だ。それでもMF遠藤康(30)は「誰が出ても鹿島は鹿島なので」とキッパリ。「心配していません。日本に残ったメンバーの分も戦わないと」と決意を込めた。

 ■植田ら3人移籍も全大会3位以上

 「誰が出ても鹿島は鹿島」―。移籍や負傷で主力が離脱しても、チーム全員が同じ方向を向き、高い強度と意欲で練習に取り組むチーム力。20冠の歴史を支えてきたクラブの原点を表す言葉だ。今季も夏にDF植田直通(24)ら昨季の主力3人がチームを離れ、過密日程で負傷者が相次いだが、全大会で3位以上に入る奮闘ぶりをみせてきた。

 ■控え組の奮闘

 ACL決勝第1戦の3日前に行われたC大阪戦(10月31日)と、同第2戦4日前の柏戦(11月7日)は、その精神の最たる試合。主力温存の中で勝ち点6を積み上げた。パス精度や連携面では明らかに主力組に劣った。だが奪われたボールは必死の形相で取り返し、足りない連携は高いモチベーションでカバー。DF昌子源(26)が「本当に強かった」とうなる180分だった。

 ■指揮官「鹿島の誇りを持って」

 ACL決勝後も紅白戦で控え組が完勝し、大岩剛監督(46)が「これが鹿島の伝統」と目を細めた日もあった。公式会見に出席した大岩監督は「今季は厳しい日程の中、出場した選手が鹿島の誇りを持って戦ってきた。それは今大会も変わらない」と力を込めた。誰が出場しようとも、鹿島は勝利への執念をピッチにぶつける。









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