FIFAクラブワールドカップは22日に3位決定戦が行われ、鹿島アントラーズが南米王者のリーベル・プレートに0-4で敗れた。試合後のインタビューでMF安部裕葵はショックを隠しきれない様子で「切り替えるには時間が必要」と語った。
「失点してしまって、そこからゲームコントロールが上手くいかなくなって、失点を重ねてしまうという良くない展開になってしまいました」
準決勝で対戦したレアル・マドリーとは変わり、南米王者のリーベルと対峙した鹿島。安部は「やっぱりプレーの質だったり、雰囲気も違いますし、失点したあと僕らは絶対逆転するという気持ちで前から行って、それでも一人ひとりの個の能力で負けてしまって、追加点を取られるという形になってしまいました」と試合を振り返った。
今大会での経験は「シンプルに悔しい経験」と安部。「自分のためになったか正直分からないですけど、勝って自分のものにしたかったですけど、たくさんの試合で負けてしまって、ちょっと切り替えるには時間が必要かなと思います」と、敗戦のショックを隠しきれない様子だった。
最後に「僕ら鹿島アントラーズというチームは、常にこういう良くない時もすべて乗り越えてきた。こういう雰囲気を絶対に忘れてはいけないですし、若い僕がチーム全体に何かを与えないと、集団は上手くいかない。僕自身力が足りなかったですし、また僕一人でチーム全体が動くくらいの力をつけたいと思います」と、悔しさを噛み殺すように、前を向いていた。
◆鹿島MF安部裕葵、大敗のショックを隠しきれず「力が足りなかった。切り替えるには時間が必要」(GOAL)